インドネシアでは最近、急に「カワイイ」が増えていて、さらには「ねこ」ブームのようだ。10月5日まで開催している「ジャカルタ・イラストレーション&クリエイティブ・アーツ・フェア」(Jakarta Illustration & Creative Arts Fair=JICAF)で目に留まった「ねこ」グッズやアート作品をご紹介。


JICAFは今年が3回目の開催で、インドネシアと海外のアーティスト102人が参加している。会場はそれほど広くなく、アーティストごとに分類されているのはアートプリントやポスターのみで、それ以外のグッズはごちゃ混ぜだ。
好きなアーティストを目指して行くと、どこにグッズが置いてあるのか非常に探しづらい。個別のブースもないので、「プレス・プリント・パーティー」(PPP)のように、アーティストと会ったり話をする場がないのは残念だった。
事前にインスタグラムやウェブサイトの「カタログ」を見て、アーティストや商品の目星を付けてから行くのがお薦め。しかし、一般向けオープンの初日でさえ、カタログにない品が多かったので、ここでご紹介する品が今もあるかどうかはわからない、というのはお断りしておく。








購入したのは、「Hai Rembulan」のA3アートプリント、タイトルは「Diatas Meja Semua Diterima」(24万9000ルピア)。


赤い大きなテーブルの真ん中には花が置かれ、インドネシアらしい花柄の食器に、サテやご飯などが盛られている。コップには、ピンクやオレンジのカラフルな飲み物。面白いのは、テーブルを囲んだ人たちはめいめいが本に没頭し、自分の本を読みふけっていることだ。一緒にいるが、それぞれが好きな時間を過ごし、心と体を満たすテーブル。
そして、実は一番のポイントは絵の左端にある。本の前にねこがゴロンと転がり、本を読めないこの人だけは「仕方ないな」というように、かわいいねこを見つめている。

JICAF
2025年9月19日〜10月5日(このうち9月22日・29日休み)10:00〜21:00、スナヤン・シティー横の「The Space」で開催。チケット7万5000ルピア(シングルエントリー)〜8万5000ルピア(マルチエントリー、15万ルピアからディスカウント済み)
https://jakartaillustrationfair.com
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