運命のサカナ柄 アフリカの「私の家」へ [100枚のバティック(36)]
インドネシアからアフリカ・チュニジアへの転勤の決まった安藤彩子さんがインドラマユで出会った「運命のサカナ柄」バティック。「早速バティックを飾りましたので、自慢させてください!」とチュニジアの新居の写真が送られて来ました。その写真があまりにも […]
ねことバティック Cats and Batik
インドネシアからアフリカ・チュニジアへの転勤の決まった安藤彩子さんがインドラマユで出会った「運命のサカナ柄」バティック。「早速バティックを飾りましたので、自慢させてください!」とチュニジアの新居の写真が送られて来ました。その写真があまりにも […]
人生の転機にあったyumiさんが出会った、インドラマユの一枚のバティック。yumiさんは「布の生まれ故郷を見たい」と、日本からインドラマユへ旅しました。一枚の布にまつわるストーリー、「100枚のバティック」の続きの物語です。 yumiさん […]
「バシバシバシバシ……」、工房の隅でリズミカルな音が響いている。全面に茶色の蝋がべったり付いた、ずっしり重い布に、針で穴を開けているのだ。本当に、実際に、布に穴を開けている。布を透かして見ると、小さいとは言えぽっかりと穴が開き、向こう側が […]
ついに完成した。2023年7月31日、チレボンのアリさん工房で、「賀集由美子さんのインドネシア地図バティック」複製を受け取った。インドラマユとチレボンの間を、原画や布が行き来し、作業が開始してから約4カ月後。 「3枚あるから、好きなの2 […]
賀集由美子さんの「インドネシア地図」の複製(レプロ)作業が進んでいる。 賀集さんのインドネシア地図のバティック(蝋描き)をして、賀集さん直筆の原画を所有しているのは、インドラマユのバティック職人アアットさん。レプロすなわち複製を頼んだが […]
久しぶりにインドラマユのアアットさんの家へ行ったら、奥が大改造されていた。土間だった作業場がタイル張りになり、金魚の水槽やスイングチェアまで置かれたくつろぎスペースに。その一角に蝋描きの場所があって、心落ち着かせる蝋のにおいが充満していた […]
このインドネシア地図のバティックの線描きをしたのは、インドラマユのバティック職人、アアットさん。布の端には「©Studiopace & Aat」と書かれ、賀集さんの工房「スタジオ・パチェ」とアアットさんの共作であることを示している […]
「インドネシア地図模様のバティック」は、インドネシア関係者のお土産に最適だと思うのだが、例えばトコペディアを検索してみると、似たような品ばかりが出て来る。 長さは大体、1メートルぐらい。インドネシアの島の形だけが描かれ、書き込まれている […]
ここからは、写真や現物のバティックを見せながらの説明になりました。(セミナー写真・竹下香奈恵さん、セミナー以外の写真と写真説明・池田華子) 産地はさっき説明しましたけれども、ちょっとね、面白いのを。これ、イナクラフトで(見付けました)。ジ […]
「ベティーさんオーダー会」でバティック2枚をオーダーしたダグソトさんは、「バティックは基本的に『服にしたらいいな』という物を買う」、「バティックは服」派。なので、「バティックは自分の着そうな物を選んで、あまり奇抜な物は選ばない。例えば『メ […]
バティックの布を買った場合、「服に仕立てる」という人が一番多いだろう。バティックとは元々、身に着けるものだ。しかし、一枚の布を腰に巻くのが伝統的なスタイル。柄や配置はそれに合わせてあるので、普通のテキスタイルとは違う。布のどこをどう使うか […]
インドラマユのバティック職人、アアットさんの家を初めて訪ねた時のこと。窓に掛かっている手作りのカーテンに目を奪われた。大小の魚やタツノオトシゴ、クラゲが楽しそうに海の中を泳いでいる。間にはサンゴ、波模様、ヒトデ? どの魚も表情豊かで生き生 […]
インドラマユを代表するモチーフというと「イワック・エトン」(Iwak Etong)。「これがかわいいと思えるようになったらバティック上級者」と冗談を言っていた人もいるぐらいで。 一番最初に目に付くのは伊勢エビのような大エビ。これがとても […]
ピザの一片のような形をした茶色や黒色の三角形が、布全体を埋め尽くしている。うまく、たくさん、はまるように、三角形は大きかったり小さかったり、細かったり、中には四角だったり丸っこかったり。不揃いな形で、ぎっしりと配置されている。 「このモ […]
インドラマユはチレボンから約50キロの港町。ここのバティックが好きだ。手描きの精緻さと華やかな色合いはチレボン・バティックにかなわないけど、素朴さと独特の面白さがある。何より、値段が安くて気軽に使えるのが良い。ソファに掛けたり、テーブルク […]
母が旅行先で入院し、ジャカルタから駆け付けた時のこと。マヌカハニー、梅エキスなど体に良さそうな物を適当に荷物に入れる中で、バティックも一枚、入れた。「旅行の時にバティック一枚あると便利ですよ」とは、賀集由美子さんに教えていただいたことだ。 […]
バティックを使った豆本「チレボン銀河鉄道」完成しました! バティックとロクタ紙というファジーな素材だけれど、きちんと感が漂う出来に昇格しました。こうなると、ファジーさは、面白いアートと感じられます。 巻物の軸は、天気輪の柱。ここから銀 […]
バティックの飾り方としてインドネシアで最も一般的なのは、装飾を施した木の棒に布を掛け、その棒を壁に吊す、というやり方だ。ただ、それでは、折りたたんだ反対側の、布の一部は隠れてしまって見えなくなる。また、バティックは「腰に巻いて身に着ける」 […]
机の上に並んだ巻物は、天地8.5センチ、厚さ3.5センチぐらいの仕上がり。手のひらにすっぽり収まるぐらいのサイズ感。紙の厚みによって、巻物の太さはいろいろだ。 豆本と言っても、オーダー主である父の好きそうな少し大きめサイズなので、豆本が […]
巻いたりほどいたり、プレスしたり乾かしたりを繰り返しながら、いよいよ、仕上げの作業に入る。まずは、タイトルタグ。 既製品でない方がいいと思い、活版印刷した時に外題も刷っておきました。定規を当てて四角く切ると既製品のようにも見えるので、手 […]