生命樹

【賀集さんのバティック入門講座】(12)バティックの功労者たち③ ハルジョナゴロ、クスマ英子さん

賀集由美子さんがピックアップした「バティックの功労者たち」の続きです。今回は、ソロのバティック・デザイナーのハルジョナゴロ氏、著名なバティック・コレクターのクスマ英子さんの二人をご紹介します。クスマさんのコレクションの「生命樹柄バティック」 […]

賀集さんが複製した元の布を見られる! トーハク「アジアの染織 インドネシアの染織」展が11月まで開催 

「トーハク」の愛称で知られる東京国立博物館で、「アジアの染織 インドネシアの染織」展が始まった。2025年8月5日から11月3日まで開催している。(写真は吉岡里奈さん撮影)  バティックは9枚と、数は多くないが、注目は「サロン(腰衣) 白地 […]

賀集由美子さん記「孔雀と柘榴。生命樹文様のタペストリー」 noteの記事を再録

 賀集由美子さんが「Batik Studio Pace」の名で「note」に書かれた記事の、保存と記録のための転載です。  賀集さんは「ジオシティーズ」(GeoCities)にブログ記事を書きためていましたが、2019年のサービス終了により […]

修繕が終わった! 続・破れた布[100枚のバティック(38)]

 賀集由美子さんの未完成の失敗作、「破れた大きい布」の修繕と端縫いが終わった。チレボンへ行った友人がわざわざアリリ工房に立ち寄り、出来上がったばかりの布を受け取り、インドラマユ・バティック・ツアー中だった私の所まで届けてくださった。最速かつ […]

失敗も未完成も良し 破れた布[100枚のバティック(37)]

 チレボンへ行くたびに、賀集由美子さんのご遺族の家に立ち寄り、ちょこちょこ放出される賀集さんの遺品をちょこちょこ買う。トランク2つに詰まっていた完成したバティック小物はほぼなくなってしまい、今では「作りかけの布」に放出は移っている。製品にな […]

恐ろしくないグヌンガン、アリさんの生命樹 [100枚のバティック(30)]

 ジャワの影絵芝居「ワヤン」で使われる「グヌンガン」が好きだ。山の形をし、その中には生命樹を表す木が描かれている。シーンが切り替わる時に打ち振られ、物語の最後には舞台の中央にすっくと立つ。好きなのだが、模様にはラクササ(怪物)、虎や野牛など […]

世界にたった一つの生命樹[バティック絵画] [100枚のバティック(7)]

 出会ってしまった、不思議なバティック。バティックはどれも一期一会なのだが、これはその中でも群を抜く「一期一会」だ。  チレボンのカトゥラ工房には、戸棚で三方を囲まれた小さな部屋がある。戸棚に詰まったバティックを取り出しては、広げる。どんど […]

「チレボン銀河鉄道」補遺

「チレボン銀河鉄道」は賀集由美子さんと夫のコマールさんを送る気持ちで書いた、宮沢賢治作「銀河鉄道の夜」のオマージュです。解説(補遺)を少しだけ。 「ユミコさん、待たせてごめんね。一生懸命に走って、ようやく追い付いた」  賀集由美子さんが20 […]

布は語る

 バティックは、多くの人の手を経る手作りということもあって、たとえ「同じ物を」と複製をオーダーしても、同じ物には絶対になりません。模様となる線描き(イセン)は職人さんの自由裁量に任されていますし、色合いもその時々で変わってきます。なので、バ […]

「チレボン銀河鉄道」〜チレボン駅から旅立った賀集由美子さんへ

インドネシア西ジャワ州チレボンで2021年6月29日に逝去した賀集由美子さん、同7月5日に逝去した夫のボントット・コマールさんに寄せて。「こうだったらいいな」という願望を込めた、宮沢賢治作「銀河鉄道の夜」のオマージュです。賀集由美子さん作の […]