エディ工房

インドラマユにある、エディさんのバティック工房「バティック・ビンタン・アルット」

運命のサカナ柄 アフリカの「私の家」へ [100枚のバティック(36)]

インドネシアからアフリカ・チュニジアへの転勤の決まった安藤彩子さんがインドラマユで出会った「運命のサカナ柄」バティック。「早速バティックを飾りましたので、自慢させてください!」とチュニジアの新居の写真が送られて来ました。その写真があまりにも […]

漁師が描いたインドラマユの船 [100枚のバティック(34)]

 8月初め、インドネシアからの転勤が決まった安藤彩子さんとその友人と一緒にインドラマユへ行った。安藤さんの趣味はスキューバダイビングで、魚が大好き。安藤さんの「魚引き寄せ力」のお陰か、エディさんの工房で、これまで見たことがないような、魚を描 […]

海の中[蝋の点々] [100枚のバティック(32)]

 インドラマユにあるエディさんの工房へ行くと、工房の横の路地に、出来上がったばかりの布が干してある。まだ濡れたままの布が何枚も干されていて、「あっ、新作のチャップ(型)だ!」とか「この色、いいな」とか、目を引かれる。「できるだけ新しい品が欲 […]

針で穴を開ける[チョンプロガン] [100枚のバティック(29)]

 「バシバシバシバシ……」、工房の隅でリズミカルな音が響いている。全面に茶色の蝋がべったり付いた、ずっしり重い布に、針で穴を開けているのだ。本当に、実際に、布に穴を開けている。布を透かして見ると、小さいとは言えぽっかりと穴が開き、向こう側が […]

小池さんのカメラ[チャップ] [100枚のバティック(28)]

一目見て「何それー?!」。パッと目を引く存在感と力のある、カメラ柄バティック。小池直子さんの依頼で、賀集由美子さんが作ったチャップ(型押し)バティックだ。小池さんの「何が何でも」という熱意で1年半かけてようやく実現した。ちょうどコロナ禍中に […]

マンゴーの降る地で[インドラマユの手描き] [100枚のバティック(22)]

 6月、インドラマユにあるエディさんの工房を訪れた時、斜め前にある家のマンゴーが収穫中だった。家の屋根に人が上って、刃の付いたネットのようなざるでマンゴーの茎を切って、ざるの中に落とす。ざるの中のマンゴーを玉入れのようなかごへ入れていく。マ […]

[バティックを使う]服に仕立てる(2)西川さんの場合

 「ベティーさんオーダー会」で、西川知子さんはバティック2枚をオーダーした。  伝統的な花鳥模様で茶色と紺のバティックは「コロナ禍中にバティックを買いまくっていた中の一枚」。インドネシア・バティック協会のインスタグラム・ライブで購入した。ラ […]

[バティックを使う]服に仕立てる(1)ベティーさんオーダー会

 バティックの布を買った場合、「服に仕立てる」という人が一番多いだろう。バティックとは元々、身に着けるものだ。しかし、一枚の布を腰に巻くのが伝統的なスタイル。柄や配置はそれに合わせてあるので、普通のテキスタイルとは違う。布のどこをどう使うか […]

蝋のスタンプ[チャップ体験] [100枚のバティック(11)]

 インドラマユにあるエディさんの工房で、チャップ(型)押しの体験をした。初めてのチャップ体験は、賀集由美子さんと一緒に行ったプカロンガン旅行で。バティック・ミュージアムで花形のチャップを、皆で順番に1回だけ布に押した。インドラマユでは「やっ […]

マンゴー・レイン[インドラマユのチャップ] [100枚のバティック(9)]

 インドラマユはマンゴーの街。インドラマユ市内には、ジャカルタの「歓迎の塔」のような場所に「マンゴー・モニュメント」が立っている。  ジャワ島のほかの平地とそんなに気候は変わらなく感じるのに、なぜだろうか、マンゴーがよく採れる。ジャカルタか […]

ねこの爪とぎ防止にバティック

 ねこを飼うのに躊躇する理由の一つが「家具を傷付けないか」だと思う。特に賃貸で住む場合、その問題は大きい。そんな時に役立つのがバティックだ。  うちのねこの場合、ベッドのヘッドボードでバリバリ爪とぎを始めて、困っていた。ベッドの一つは布張り […]

[バティック豆本を作る](1)スタート

 精緻な手描きバティックは手元でじっくりと眺めたい。バティック職人さんも「手に取った人が見飽きることのないように」と、様々な工夫を凝らして模様を埋めている。仕立てて服にする、飾って部屋のインテリアにする、という以外に、手に取ってじっくり見る […]