バティックを飾る定位置の一つが、バスルームだ。元々はビニールのシャワーカーテンが掛かっていたのだが、それを取り払って、突っ張り棒にバティックを掛けている。
バスタブはそんなに使わないし、もし使ったとしても、それほど水がはねることもない。水がはねたとしても、ホテルではないのだから、そこまで神経質になる必要はない。ビニールのシャワーカーテンよりバティックの方が、よほど気持ちいい。
バスルームは、全部の部屋の中でも使う頻度の高い場所だ。そこにバティックが掛かっていると、しょっちゅう目にすることになる。
その時の気分によって気軽に掛け替えられるのもいい。買って来たばかりのバティックをまずは掛けてじっくり眺めたり、「新年」「春」「夏」といった日本の四季に合わせて掛けたりしている。大きな絵が一枚、掛かっているようなもので、この大きさと手軽さは布ならでは。