バティックを使った豆本「チレボン銀河鉄道」完成しました!
バティックとロクタ紙というファジーな素材だけれど、きちんと感が漂う出来に昇格しました。こうなると、ファジーさは、面白いアートと感じられます。
巻物の軸は、天気輪の柱。ここから銀河に旅立つ。バティックは、ずっとついてきてくれる、なににでも見える模様。ロクタ紙は、和紙と同じに、透けてバティック模様を文字の向こうに見せることもあり、その効果は作ってみて初めて気がつきました。
自分用の一部を取り、残り全部をオーダー主さんへお送りしました。
行く道すがら揺れていた秋の花と共に、心は銀河鉄道の旅。
赤井都
オーダー主である父からも写真が届いた。
活字は思いの外、くっきりと出ている。巻物一つひとつ、バティック模様の違っているのが面白い。そして、こんな風に「部分」で切り取ってバティックを見ることは普段ないのだが、こうして「部分」で見ても面白い、ということに気付かされた。
白い所は全部、蝋を置いている。点々も、白い背景も。蝋を置く職人さん(アアットさん)の手の動きが見え、その息づかいが聞こえるようだ。