「チレボン銀河鉄道」コースターが出来た!

「チレボン銀河鉄道」コースターが出来た!

 2023年5月4日、チレボンのアリリ工房から、「チレボン銀河鉄道」のバティック・コースターが届いた。予想以上に素晴らしく、一枚ずつ見ていると、胸がいっぱいになってしまう。

「チレボン銀河鉄道」のバティック・コースター
日本の上空を「チレボン銀河鉄道」が通る
こまつか苗さんの原画
こまつか苗さんの原画
iPadやジャワねこ先生の視線などを修正した2回目の試作イセン
蝋描き
蝋伏せしてある部分がはっきりわかる
グレーと紺を染めた後、最後の濃紺の染色に向けた蝋伏せ
「チレボン銀河鉄道」のバティック・コースター
染色、蝋落とし、最後に裁断、縫製をして、出来上がり

 アリさんも「色がうまくいった」と満足げ。濃紺、紺、グレーの3色。賀集由美子さんらしい色合いに仕上がっていると思う。賀集さんと親しかったある人が、「まるで由美子さんが作ったみたい」とコメントしてくれた。

 賀集さんに「バティックのどういうところが好きなんですか?」と聞いたことがある。

バティックはプロセスが面白い。絶対に自分の考えているようにはならない。その意外性が。

規格化は絶対にできない。ブレるところが面白いんです。あーあ、こんなんになっちゃった……とか。「生きている」って感じ。

賀集由美子さん

 このコースターの場合、「チレボン銀河鉄道」の物語を作ったのは私。そこから着想を得て、こまつか苗さんが原画を描いた。布の下処理と原画のトレースは、チレボンのアリリ工房。バティックのイセン(点・線描き)は、スタジオ・パチェの元イセン職人さんが請け負ってくれた。バティックのテンボック(蝋伏せ)、そして染色は、再びアリリ工房。蝋落とし後の縫製は、スタジオ・パチェの元職人のアヨさん。多くの人の手を経て出来上がったコースターを見ていると、これこそが賀集さんの語っていた「バティックの面白さ」ではないかな、と思う。

 これは小さな一枚の絵のようなので、コースターとして使うというより、飾って眺めたい。

「チレボン銀河鉄道」のバティック・コースター
列車の模様や人の表情など、少しずつ違っているのが面白い
「チレボン銀河鉄道」のバティック・コースター
これは、ペン子ちゃんもジャワねこ先生も、笑っているよう

※「チレボン銀河鉄道」バティック・コースターは、2023年5月20日の「旅するペン子ちゃんカフェ」で、枚数限定で販売します。

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