※写真はすべてインスタグラムより
プラボウォ大統領のねこの名前はボビー・クルタヌガラ。その写真を初めて見た時は「うちの甚五郎に似ている!」とびっくりした。なぜびっくりしたかと言うと、「ローカル」「ドメスティック」などと呼ばれる、ごく普通のねこだからだ。白黒で、毛の模様もありふれている。ちなみに甚五郎は中央ジャカルタのシティーウォーク近くで保護され、うちへ来た。
インドネシアの金持ちは、ペルシャなどの長毛種をペットショップやブリーダーで買って来てケージで飼うのが好きだ。なのに大統領が、こんな普通のねこを飼っているとは。おまけに写真を見ると、大統領もいる食卓の上にねこが普通に上がっている。これは本物のねこ好きだ!と、いきなり大統領への好感度がアップしてしまった。


ボビーは2017年、南ジャカルタ・クバヨランバルのクルタヌガラ通りにあるプラボウォ氏の私邸近くで保護された(このため名前はクルタヌガラ、インスタグラムのプロフィールは「クバヨランバル・ショートヘア」となっている)。2018年に「プラボウォ氏のねこ」として対外的に姿を見せるようになり、プラボウォ氏が2024年に大統領に就任してからは、大統領官邸(イスタナ)デビューも果たした。インドネシアで「イスタナのねこ」は初めてとのことだ。

ボビーはインスタグラムを持ち、広告塔として活躍する。フォロワーは約96万人。インドネシアの祝日に、それぞれの祭日に合わせた服を着て、「イドゥル・フィトゥリおめでとうございます」(イスラム服)、「恭喜発財」(中国服)などと挨拶する。それだけでなく、「おはよー」「あすは月曜日…」「今日も頑張ってーーー!!!」「良い週末を!」などと、日ごろからかわいい声掛けをして和ませてくれる。
ちょっとバカっぽい表情や、何にも動じずにフレンドリーな所が甚五郎に似ている。ボビーが使っている爪とぎやおもちゃなどを見るのも楽しい。そして時々は、大統領官邸らしい豪奢な背景もチラ見させてくれる。


ねこの政治利用には反対なのだが、見ている限りではとてもかわいがられているようで、保護ねこがかわいがられて幸せそうにしているのを見るのはうれしい。プラボウォ大統領には無料給食だけでなく、路上のねこへの無料給食と無料ワクチンをお願いしたい。いっそのこと、インドネシアをねこの島ならぬ「ねこの国」として打ち出してイメージアップ、観光振興と住民の福利向上にするのはどうでしょう?!



https://id.wikipedia.org/wiki/Bobby_Kertanegara
https://www.instagram.com/bobbykertanegara