[バティック用語集]布の精練 ketel
ねことバティック Cats and Batik
多色染めだと当然、単色染めよりも時間と手間がかかり、人件費が多くかかるので、それが値段に反映される、という話。「バティックの値段は多分、ほとんど、これ(=人件費)ですね」と賀集さん。(セミナー写真・竹下香奈恵さん、セミナー以外の写真と写真説 […]
バティックの染め方は、布全体を染める「浸染」(celup)と筆で色を挿す「色挿し」(colet)の2つがあります。本格的なやり方は浸染ですが、時間短縮のために色挿しも使います。(セミナー写真・竹下香奈恵さん) 配色についてなんですけども、 […]
賀集由美子さんのバティック入門講座、第3回は「バティックの産地」です。ジャワ島だけでこんなにたくさんあるんだ、と改めて驚きます。(セミナー写真・竹下香奈恵さん) バティックの産地、この辺りはグーグルとかで調べると、どんどん出て来るんですけ […]
「チレボン銀河鉄道」は、賀集由美子さんの作ったバティックから着想を得た物語だ。チレボン駅のホームにたたずむペン子ちゃんとジャワねこ先生。そこへ、屋根の上にもペンギンを山盛りにしてホームに入って来る列車。銀河鉄道の線路脇に咲く花は、竹田有希 […]
「ベティーさんオーダー会」でバティック2枚をオーダーしたダグソトさんは、「バティックは基本的に『服にしたらいいな』という物を買う」、「バティックは服」派。なので、「バティックは自分の着そうな物を選んで、あまり奇抜な物は選ばない。例えば『メ […]
バティックの布を買った場合、「服に仕立てる」という人が一番多いだろう。バティックとは元々、身に着けるものだ。しかし、一枚の布を腰に巻くのが伝統的なスタイル。柄や配置はそれに合わせてあるので、普通のテキスタイルとは違う。布のどこをどう使うか […]
「ねことバティック」なので、ねこ柄のバティックは最優先。しかし、「賀集さんのねこ」や「ワワンさんのねこ」で書いたように、ねこ柄のバティックは、実はあまりない。インドネシアではねこが非常に身近な存在なのだが、バティックでのねこの表現が、なか […]
出会ってしまった、不思議なバティック。バティックはどれも一期一会なのだが、これはその中でも群を抜く「一期一会」だ。 チレボンのカトゥラ工房には、戸棚で三方を囲まれた小さな部屋がある。戸棚に詰まったバティックを取り出しては、広げる。どんど […]
バティックでこんなこともできるんだ、ということをお見せするためにご紹介したいのが、こちらの象柄バティックの「お直し」だ。 2019年10月、「チレボン・バティックお買い物ツアー」で、ブディ・マシナ工房へ行った時のこと。象の模様のバティッ […]
バティックの飾り方としてインドネシアで最も一般的なのは、装飾を施した木の棒に布を掛け、その棒を壁に吊す、というやり方だ。ただ、それでは、折りたたんだ反対側の、布の一部は隠れてしまって見えなくなる。また、バティックは「腰に巻いて身に着ける」 […]
「チレボン銀河鉄道」は賀集由美子さんと夫のコマールさんを送る気持ちで書いた、宮沢賢治作「銀河鉄道の夜」のオマージュです。解説(補遺)を少しだけ。 「ユミコさん、待たせてごめんね。一生懸命に走って、ようやく追い付いた」 賀集由美子さんが20 […]
「チレボン銀河鉄道」のバティック豆本が出来上がるのとほぼ同じタイミングで完成した、このバティック。賀集由美子さんのブックカバーをアリリ工房に複製してもらった。 オリジナルのブックカバーは、サッカー選手や監督にインタビューした本「蹴る群れ […]
リボンと花で美しく飾られた鳥かご。しかし、どの鳥かごも空っぽだ。開け放たれた戸口に留まった鳥が外に向かってさえずっていて、音符は花へと変わり、空中に舞う。リボンの上で羽根を休める鳥、翼を広げて飛ぶ鳥、どの鳥も楽しそうだ。花とリボンが画面い […]
ねこ(フレディ)を飼い始めて間もないころ、チレボンの「アリリ工房」を訪ねた。賀集由美子さんとも親しくしていたアリさん、ワワンさん夫婦の工房だ。夫のワワンさんはねこが大好きで、工房には常に数匹のねこがいる。バティック職人さんたちが蝋描きして […]
「100枚のバティック」、1枚目はこちら。賀集由美子さんが亡くなってから、出会った布。これまで見たことのなかったねこ柄に、「珍しい。ねこだ!」と思って購入した。 賀集さんのバティックに、ねこはあまり登場しない。自らの分身であるペンギンの […]
バティックは、多くの人の手を経る手作りということもあって、たとえ「同じ物を」と複製をオーダーしても、同じ物には絶対になりません。模様となる線描き(イセン)は職人さんの自由裁量に任されていますし、色合いもその時々で変わってきます。なので、バ […]
賀集由美子さんを送るつもりで書いた「チレボン銀河鉄道」。賀集さんと夫のコマールさんが、チレボン駅から銀河鉄道に乗って旅立つ物語です。この話を「バティック豆本にする」というプロジェクトが進行中です。 豆本を制作してくれているのは、赤井都さ […]
インドネシア西ジャワ州チレボンで2021年6月29日に逝去した賀集由美子さん、同7月5日に逝去した夫のボントット・コマールさんに寄せて。「こうだったらいいな」という願望を込めた、宮沢賢治作「銀河鉄道の夜」のオマージュです。賀集由美子さん作の […]