インドラマユ

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[バティック豆本を作る](7)銀河鉄道の旅

 バティックを使った豆本「チレボン銀河鉄道」完成しました!  バティックとロクタ紙というファジーな素材だけれど、きちんと感が漂う出来に昇格しました。こうなると、ファジーさは、面白いアートと感じられます。  巻物の軸は、天気輪の柱。ここから銀 […]

[バティックを使う]壁に貼る

 バティックの飾り方としてインドネシアで最も一般的なのは、装飾を施した木の棒に布を掛け、その棒を壁に吊す、というやり方だ。ただ、それでは、折りたたんだ反対側の、布の一部は隠れてしまって見えなくなる。また、バティックは「腰に巻いて身に着ける」 […]

[バティック豆本を作る](6)出来た!

 机の上に並んだ巻物は、天地8.5センチ、厚さ3.5センチぐらいの仕上がり。手のひらにすっぽり収まるぐらいのサイズ感。紙の厚みによって、巻物の太さはいろいろだ。  豆本と言っても、オーダー主である父の好きそうな少し大きめサイズなので、豆本が […]

[バティック豆本を作る](5)仕上げ

 巻いたりほどいたり、プレスしたり乾かしたりを繰り返しながら、いよいよ、仕上げの作業に入る。まずは、タイトルタグ。  既製品でない方がいいと思い、活版印刷した時に外題も刷っておきました。定規を当てて四角く切ると既製品のようにも見えるので、手 […]

[バティック豆本を作る](4)バティックに紙を貼る

 ネパールのロクタ紙に活版印刷したインクをじっくり乾かした後は、製本作業。「製本」と言っても、通常の中綴じ本のように、まとめた紙の片側を、のりや糸で綴じる作業ではない。巻物になるので、広げた布の上に順番に紙を貼っていく。これが、簡単そうに見 […]

[バティック豆本を作る](2)紙に印刷する

 「バティックが最大限に活かせる巻物」とコンセプトが決まり、まずはプロトタイプ(原型)を制作。パソコンから実寸大に出力した紙を、横長に細く切ったバティックに貼り付ける。  初めてのデザインと素材なので、布に紙を貼り付けられるか、さらにそれが […]

布は語る

 バティックは、多くの人の手を経る手作りということもあって、たとえ「同じ物を」と複製をオーダーしても、同じ物には絶対になりません。模様となる線描き(イセン)は職人さんの自由裁量に任されていますし、色合いもその時々で変わってきます。なので、バ […]

[バティック豆本を作る](1)スタート

 精緻な手描きバティックは手元でじっくりと眺めたい。バティック職人さんも「手に取った人が見飽きることのないように」と、様々な工夫を凝らして模様を埋めている。仕立てて服にする、飾って部屋のインテリアにする、という以外に、手に取ってじっくり見る […]