ペンギンのいる風景[バティックの下絵] [100枚のバティック(31)]
2024年5月、ペンギン愛好家の方と共にチレボンへ。いつものアリリ工房へ着いてから、「この辺の布は新作だよ」と言われたバティック布を開き始めた。おおーー、私の好きな動物柄だ! しかし、これは一体……? キリン、象、カンガルー、サイなど、ど […]
ねことバティック Cats and Batik
2024年5月、ペンギン愛好家の方と共にチレボンへ。いつものアリリ工房へ着いてから、「この辺の布は新作だよ」と言われたバティック布を開き始めた。おおーー、私の好きな動物柄だ! しかし、これは一体……? キリン、象、カンガルー、サイなど、ど […]
「ペットフレンドリー」、要は「ペット可」のアパート、これがジャカルタには非常に少ない。オーナーの許可を得て飼っている人もいるが、アパートとしては「禁止」にしている所がほとんどだ。「ペット可」の数少ないアパートの一つが、南ジャカルタ・クニン […]
一目見て「何それー?!」。パッと目を引く存在感と力のある、カメラ柄バティック。小池直子さんの依頼で、賀集由美子さんが作ったチャップ(型押し)バティックだ。小池さんの「何が何でも」という熱意で1年半かけてようやく実現した。ちょうどコロナ禍中に […]
クリスマスの大型連休が始まる土曜の深夜0時、「ウミ(ウミ+海)ツアー」に出発した。目的地は、中部ジャワのミニさんの郷里、すなわち、ウミの新しい家。その後、近くのビーチ・リゾートに一泊する予定だ。 よく当たる石井ゆかりさんの星占いを見ると […]
中部ジャワ・バティックに詳しい福田藍さんに、ソロ、ジョグジャカルタのバティックの話をうかがった。その時、「手持ちのバティックを持って来てください」とお願いした。そのうちの一枚が、なんとも大胆な柄。 「これは、現代文様ですか?」 「いや、 […]
飛行機でソロ空港の上空にさしかかると、長い乾期の続く中部ジャワの大地は茶色だった。「うわー、バティックも茶色で、大地も茶色だー」と思わず声が出た。 中部ジャワのバティックの特徴は「茶色」。茶、黒、白という色合いが、なんとも地味だ。元々は […]
賀集由美子さんの作りかけの布。細い帯状のバティックが2本。その上にはそれぞれ、ザクロの木の枝に止まるクジャク。枝の向きは左右で90°違い、クジャクはお互いに背を向けている。さて、これは何でしょう? 不思議な形状で、賀集さんがこれで何を作 […]
天皇皇后両陛下との接見で身に着けた、チレボンの巨匠カトゥラさんの「コロナと龍」バティック。茶色と紺の色違いで2枚買った。着用した茶色の方は、布のままで大事にしまってある。紺色の方は、思い切って仕立ててみようか。 竹田有希さんの「シャツの […]
ウミが出発する日の朝。私は会社へ行き、ミニさんは、鳴き続けているウミを静かにさせるため、紐を付けて、下へ散歩に連れて行った。最初のうちは紐を嫌がっていたウミも、だんだん慣れてきて、散歩を楽しむようになっていた。会社に着いてから、その動画が […]
ウミの旅立ちの日。ミニさんから「午後6時にアパートを出て、6時半のバスに乗る」と聞いていた。間に合うように帰宅できればと、5時ぴったりに会社を出て、帰路を急いだ。ところが、高速道路に乗ろうとした時点で、「もうアパートを出た」という連絡が。 […]
「全てのねこは、幸運をもたらすLucky Catである」と信じているのだが、ウミに関しては「疫病神」だ、と何回も思った。それぐらい、トラブルメーカーであり、問題続き。 妊娠と出産騒動の次に起きたのは、発情騒動だ。ウミは拾った時にすでに妊 […]
午前1時、ボールを転がす音がずっとしている。起き出して見に行くと、いくつかの軌道にボールが複数入っているおもちゃで、チビ甚五郎が遊んでいた。生まれて初めてのおもちゃなのだ。 また、ベッドで寝ていると、ねこが足に当たる。横に寝ているのは甚 […]
コロナ禍のまっただ中、2021年5月のある夜。日本へ帰国する友人が、スカルノハッタ空港に向かう途中で、うちのアパートにちょっとだけ立ち寄りたい、と言う。「部屋に上がる時間もなさそう、ロビーで会えないか」とのことだったので、ロビーへ降りて行 […]
天皇陛下がバティック・シャツ姿でボロブドゥール遺跡を訪問されたニュースを見て、正直、「なぜこのバティックなのか?」と思った。もっと「ザ・ジョグジャカルタ」という伝統柄、もっとインパクトの強いバティックもあるではないか。インドネシア人の友達 […]
「チレボン銀河鉄道」豆本を制作してくれた、豆本作家の赤井都さん(私の妹です)と私の父が、チャップ(型押し)バティックを使って眼鏡ケースを作りました。これが素晴らしい出来なので、ご紹介します。(写真は赤井都さんのインスタグラムから) 使っ […]
ついに完成した。2023年7月31日、チレボンのアリさん工房で、「賀集由美子さんのインドネシア地図バティック」複製を受け取った。インドラマユとチレボンの間を、原画や布が行き来し、作業が開始してから約4カ月後。 「3枚あるから、好きなの2 […]
6月、インドラマユにあるエディさんの工房を訪れた時、斜め前にある家のマンゴーが収穫中だった。家の屋根に人が上って、刃の付いたネットのようなざるでマンゴーの茎を切って、ざるの中に落とす。ざるの中のマンゴーを玉入れのようなかごへ入れていく。マ […]
ここに一枚のバティックがあります。背景の濃紺に加え、黒、赤、黄の計4色。これは、どうやって染めているのでしょうか? 「バティックとは蝋防染なので、蝋で伏せた部分は染まらない。多色にする場合は『蝋で伏せてから染色』を繰り返す」と、理屈では […]
国賓としてインドネシアを公式訪問されている天皇皇后両陛下の日程に「在留邦人代表と接見」というものがあり、そのうちの一人に選ばれた。 さて、一体何を着よう? 当然、バティックだが、一体、どのバティックにする? 私の場合、チレボンかインドラ […]
チレボン・バティックの「巨匠」であり、賀集由美子さんのバティックの師匠であるカトゥラさんは、社会派だ。1997年のアジア通貨危機からスハルト政権末期のころ、経済困窮に苦しむ庶民や学生運動をバティックにしていた。政府批判や風刺をバティック作 […]