- 2023.10.09
- ウミ,
[ウミ物語](4)帰省
「全てのねこは、幸運をもたらすLucky Catである」と信じているのだが、ウミに関しては「疫病神」だ、と何回も思った。それぐらい、トラブルメーカーであり、問題続き。 妊娠と出産騒動の次に起きたのは、発情騒動だ。ウミは拾った時にすでに妊 […]
「全てのねこは、幸運をもたらすLucky Catである」と信じているのだが、ウミに関しては「疫病神」だ、と何回も思った。それぐらい、トラブルメーカーであり、問題続き。 妊娠と出産騒動の次に起きたのは、発情騒動だ。ウミは拾った時にすでに妊 […]
うちのねこの中でウミの子供だけ、誕生日がわかる。2021年9月8日だ。 その日の午前6時ごろ、まだ寝ていたミニさんをウミが呼びに来た。ミニさんの腿の上に乗って、激しく鳴く。朝の魚が欲しいのかと思ったら、違うようで、ベッドから動かない。そ […]
午前1時、ボールを転がす音がずっとしている。起き出して見に行くと、いくつかの軌道にボールが複数入っているおもちゃで、チビ甚五郎が遊んでいた。生まれて初めてのおもちゃなのだ。 また、ベッドで寝ていると、ねこが足に当たる。横に寝ているのは甚 […]
コロナ禍のまっただ中、2021年5月のある夜。日本へ帰国する友人が、スカルノハッタ空港に向かう途中で、うちのアパートにちょっとだけ立ち寄りたい、と言う。「部屋に上がる時間もなさそう、ロビーで会えないか」とのことだったので、ロビーへ降りて行 […]
「ねこの絵」3枚を額装した。ジャカルタの額屋さんでは、好きな額縁や台紙を選べ、その絵専用の額として、裏側も留めてしまう。入れ替えはしない。かさばる額が増えていく……というのは悩みではあるのだが、額装しないと飾れない絵はあるので、厳選して額 […]
天皇陛下がバティック・シャツ姿でボロブドゥール遺跡を訪問されたニュースを見て、正直、「なぜこのバティックなのか?」と思った。もっと「ザ・ジョグジャカルタ」という伝統柄、もっとインパクトの強いバティックもあるではないか。インドネシア人の友達 […]
「チレボン銀河鉄道」豆本を制作してくれた、豆本作家の赤井都さん(私の妹です)と私の父が、チャップ(型押し)バティックを使って眼鏡ケースを作りました。これが素晴らしい出来なので、ご紹介します。(写真は赤井都さんのインスタグラムから) 使っ […]
ついに完成した。2023年7月31日、チレボンのアリさん工房で、「賀集由美子さんのインドネシア地図バティック」複製を受け取った。インドラマユとチレボンの間を、原画や布が行き来し、作業が開始してから約4カ月後。 「3枚あるから、好きなの2 […]
6月、インドラマユにあるエディさんの工房を訪れた時、斜め前にある家のマンゴーが収穫中だった。家の屋根に人が上って、刃の付いたネットのようなざるでマンゴーの茎を切って、ざるの中に落とす。ざるの中のマンゴーを玉入れのようなかごへ入れていく。マ […]
ここに一枚のバティックがあります。背景の濃紺に加え、黒、赤、黄の計4色。これは、どうやって染めているのでしょうか? 「バティックとは蝋防染なので、蝋で伏せた部分は染まらない。多色にする場合は『蝋で伏せてから染色』を繰り返す」と、理屈では […]
国賓としてインドネシアを公式訪問されている天皇皇后両陛下の日程に「在留邦人代表と接見」というものがあり、そのうちの一人に選ばれた。 さて、一体何を着よう? 当然、バティックだが、一体、どのバティックにする? 私の場合、チレボンかインドラ […]
賀集由美子さんの「インドネシア地図」の複製(レプロ)作業が進んでいる。 賀集さんのインドネシア地図のバティック(蝋描き)をして、賀集さん直筆の原画を所有しているのは、インドラマユのバティック職人アアットさん。レプロすなわち複製を頼んだが […]
チレボン・バティックの「巨匠」であり、賀集由美子さんのバティックの師匠であるカトゥラさんは、社会派だ。1997年のアジア通貨危機からスハルト政権末期のころ、経済困窮に苦しむ庶民や学生運動をバティックにしていた。政府批判や風刺をバティック作 […]
日本で、活版印刷を初めて体験しました。バティックのチャップ(型)と似ている面も! 「チレボン銀河鉄道」の豆本を制作してもらった、豆本作家の赤井都さん(私の妹です)の家へ。「活版印刷、やってみる?」と言われ、「やりたい!」と飛び付いた。 […]
チレボンのカトゥラ工房で買った高級バティックが2枚、破れてしまった。2枚とも壁に掛けたり貼ったりしてあったのだが、ふと見たら、破れている。多分、ねこが爪を引っ掛けて破ったのだろう。 「生命樹」の方は、模様部分には幸いほとんどかかっていな […]
2023年5月4日、チレボンのアリリ工房から、「チレボン銀河鉄道」のバティック・コースターが届いた。予想以上に素晴らしく、一枚ずつ見ていると、胸がいっぱいになってしまう。 アリさんも「色がうまくいった」と満足げ。濃紺、紺、グレーの3色。 […]
チレボンの街に入ると、車はホテルへ向かって走り始めるが、心は今でも、通い慣れた「ガン・ビドゥリ」(ビドゥリ通り)へと向かう。 「ガン」(Gang=路地)と言うだけあって、大通りから見ると、ちょっと心細いぐらいの細い道。入口には屋根付きの […]
賀集由美子さんとよく一緒に行った、賀集さん行きつけの食べ物屋をご紹介します。賀集さんの「チレボンの食の記憶」です。(古い写真が発掘されたら、更新していきます) ナシ・ジャンブラン https://goo.gl/maps/Drv1dNybK […]
チレボンの「パチェ工房」(スタジオ・パチェ)こと、賀集由美子さんの家兼工房の写真です。「賀集さんのいた風景」を記録として残しておきたいと考え、まとめてみました。チレボンの賀集さん宅を訪ねるつもりで見ていただけたらうれしいです。 201 […]
フレディや、うちのねこの話を進める前に、フレディがうちへ来る1年ほど前に現れ、すぐに去って行ってしまった「グラちゃん」のことを書いておきたい。私にとって、ジャカルタで最初の特別なねこだ。その「爪痕」(=功績)をきちんと記録しておきたいのだ。 […]